私が高校生の頃、毎日母がお弁当を作ってくれていました。友達から
「いいな、豪華なお弁当」
と言われることもあったけど、いつも適当に食べてはさっさと片付けてた。
卒業して地元を離れ、大学に進学してからは、忙しさもあってコンビニのおにぎりやカップ麺ばかりの食事が増えました。
「また母のあのお弁当が食べたいな」
とふと考えることが多くなってきました。
ある帰省の日、
「久しぶりにお弁当が食べたいな」
と母にお願いすると、母は少しびっくりした顔をしながらもうなずいてくれました。
次の日に早起きして、お弁当を作ってくれた母。
愛情が詰まったそのお弁当を食べた瞬間、懐かしい味に涙が出そうに。
「どうしたの? 美味しかった?」
と母が不安そうに聞いたけど、私はただ「ありがとう」と言うことしかできなかった。
母の作るお弁当は、ただの食事ではなく、私への愛情だったのだと、その時に初めて気づいた。
今は、母が作ってくれたお弁当の写真を大切に持っています。
たまにそれを見て、母の愛情を感じながら、また頑張ろうと思います。
母の手作りのお弁当は、僕の心の中で支えられてあり、これからもずっと忘れられない宝物
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