生まれつき右足に好きなあざがあり、私はずっとそれを恥ずかしく思っていました。
小学生の頃から、体育の授業や水泳の時間が嫌で仕方ありませんでした。
そのこともあり、それ以来、肌を隠すように心掛けていました
クラスメイトが華やかな服を着ているのを見る度、なぜ私だけがこんな思いをしなくてはいけないのか
自分を受け入れることができず、どこか邪魔をした気持ちで日々を過ごしていたのです
高校に進み、新しい環境で新たな人々に出会いましたが、私のあざのことは誰にも言えませんでした。
仲良くなった友人たちにも隠し続け、誰かと深く関わることが怖かったです。
そんな時、優しい青年と知り、彼の温かさに心を少しずつ惹かれている自分に気が付きました。
彼はいつも、私が内に秘めた不安や悲しみを感じられる人でした。
彼との会話は穏やかで、まるで私の心を見透かすかのようでした。
「君がどんな過去や秘密を持っていても、僕は君をそのまま受け入れたい」
と言ってくれたのです。
その言葉に勇気をもらい、私はついに、自分のあざのことを彼に話しました。
「そんなことないよ」
と一言、優しく言いました。
彼は驚くこともなく、ただ私の話を静かに聞き、
「君は君のままでいいんだよ」
と伝えてくれました。
今日から、私は少しずつ自分を受け入れられるようになりました。
彼がしてくれたのは、愛とは外見や過去の傷ではなく、その人自身を徹底的に受け入れたことだということです。
彼のおかげで、自分を明かしてありのままの自分でいる大切さを知ることができました。
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